3.化学成分
  化学成分は表3に示すが、建築構造用圧延鋼材(JIS G 3136)にN規定を付加したものであり、Nの成分値は冷間成形角形鋼管評価基準による。
  表3 化学成分
%
種類の記号 鋼帯、鋼板 C Si Mn P S N
STKN235-SK丸
STKN235-SK角丸
SN400B 0.20以下 0.35以下 0.60〜1.40 0.030以下 0.015以下 0.006以下
SN400C 0.20以下 0.35以下 0.60〜1.40 0.020以下 0.008以下 0.006以下
STKN325-SK丸
STKN325-SK角丸
SN490B 0.18以下 0.55以下 1.60以下 0.030以下 0.015以下 0.006以下
SN490C 0.18以下 0.55以下 1.60以下 0.020以下 0.008以下 0.006以下
備考 1. 必要に応じて、上記以外の合金元素を添加することができる。
  2. AI等Nを固定する元素を添加し、フリーなNが0.006%以下であれば、Nは0.009%まで含有できる。
  3. 表3以外の化学成分のうち、4.で定められた炭素当量又は溶接割れ感受性組成の形算式に含まれる成分については、12.1の試験を行う。

備考2の「フリーなNが0.006%以下であれば、Nは0.009%まで含有できる」とは
従来の鋼材JIS G3136(SN400B,C・SN490B,C)に冷間加工性を考慮し新たに付加されたNの規定値。
*[1.種類及び記号]の項もご参照ください。