4.炭素当量又は溶接割れ感受性組成
  炭素当量又は溶接割れ感受性組成は、JIS G 3136により表4に示す。
 

(1)

炭素当量の計算は、12.1の溶鋼分析値を用い次の式による。なお計算式に規定された元素は、添加の有無にかかわらず計算に用いる。
炭素当量(%)=C+Mn/6+Si/24+Ni/40+Cr/5+Mo/4+V/14

(2)

受け渡し当事者間の協定により、炭素当量の代わりに溶接割れ感受性組成を適用することができる。溶接割れ感受性組成の計算は、12.1の溶鋼分析値を用い次の式による。なお計算式に規定された元素は、添加の有無にかかわらず計算に用いる。
溶接割れ感受性組成(%)=C+Si/30+Mn/20+Cu/20+Ni/60+Cr/20+Mo/15+V/1

 
  表4 炭素当量及び溶接割れ感受性組成
 
種類の記号 炭素当量(%) 溶接割れ感受性組成(%)
STKN235-SK丸
STKN235-SK角丸
0.36以下 0.26以下
STKN325-SK丸
STKN325-SK角丸
0.44以下 0.29以下