9.溶接部
 

溶接部(シーム部,ダイアフラム取付部)は、ブローホール,割れ,アンダーカット,溶け落ち,内外面溶接ビードの芯ずれ及び余盛り不足等の有害な欠陥があってはならない。なお、溶接部についての引張試験は、受渡当事者間で協定された場合に実施することとし、試験は12.4による。非破壊試験は12.5による。
また、注文者の要求がある場合には、溶接部曲げ試験を行うことができる。この場合の規格値,試験方法及び試料の採り方は、受渡当事者間の協定による。

溶接材料

溶接部の溶接材料は表10による

表10 溶接材料
種類の記号 溶 接 材 料
STKN235-SK丸
STKN235-SK角丸
JIS Z3312 YGW1,JIS Z3312 YGW18
STKN325-SK丸
STKN325-SK角丸
JIS Z3312 YGW18
溶接部(シーム部,ダイアフラム付合せ部)は、「冷間成形角形鋼管設計・施工マニュアル」においても推奨されている、ワンランク上の溶接材料(表10)を使用することにより、入熱,パス間温度を制御しています。